肌のつくりについて
肌は2層でできている
肌(皮膚)は表皮と真皮の2層になっています。
真皮のはたらき
真皮は、表皮と皮下組織を支え肌のハリを保つ、例えるなら免震構造のような役割です。肌を支える柱を作ったり補強をしています。
衰えたら…
老化が進むと、真皮の肌を支える力が弱まり、クマ・シワ・たるみが現れます。
真皮を構成する肌細胞
肌の支柱となる真皮。その真皮を構成する3大要素はコラーゲン線維・ヒアルロン酸・エラスチンです。その3大要素は「肌細胞」が生成とメンテナンスを行っています。肌の再生医療では、この肌細胞を増やすことを目的に治療を行います。
肌細胞が作る3大要素
コラーゲン線維 ハリ弾力性
コラーゲン線維は、真皮の70~80%を占める最も重要な要素です。肌にハリや弾力性をもたせます。例えるなら、免震構造の「柱」。ぎゅっと表皮と皮下組織を支えています。
ヒアルロン酸 保湿
ヒアルロン酸は、なんとたった1グラムで500グラムの水分を抱え込むことが出来る高分子多糖類のひとつです。プルンプルンとした状態になって、水が簡単に逃げて無くならないように、いつも同じ量の水を含んでいるようコントロールしています。表皮の潤いにも影響します。
エラスチン 弾力性保湿
エラスチン線維は、「柱」であるコラーゲン線維をとりまくように存在し、肌に柔軟性と弾力性をもたせます。例えるなら「バネ」。お肌を指で押しても押し返してくれるのは、コラーゲン線維も含め、エラスチンのバネの様な働きのおかげです。
肌の再生医療とは
真皮の肌細胞(=真皮線維芽細胞)を増やして、老化の気になる部位に移植し、肌を活性化させる治療法です。
老化の原因
シワやクマ、たるみ、肌質の変化などの肌の老化の原因は、肌細胞の減少・機能低下と言われています。
シワやクマ、たるみ、肌質の変化などの肌の老化の原因は、肌細胞の減少・機能低下と言われています。
肌の老化をYシャツで例えると…
若いときの肌
生地が厚いところは、シワになりにくく、弾力性があり、曲げても元に戻ります。
年齢を重ねた肌
生地が薄いため、シワになりやすかったり、たるんだりします。
生地が薄いため、シワになりやすかったり、たるんだりします。
肌の老化の原因は、肌細胞の減少・メンテナンス機能の低下
肌細胞は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など全てを作り出す工場です。
しかし肌細胞は、20歳を過ぎると急激に減少しだします。
50歳を過ぎると、20歳の頃の約半分にまで減少し、肌はどんどん老朽化してしまいます。
肌が老朽化すると、表皮と皮下組織をぎゅっと支える力が衰えてきます。
例えば、コラーゲン線維が切れてしまうと、その部分が折れ曲がりやすくなり、シワができ皮下組織を支えきれず、肌はハリを失い垂れてしまいます。これがたるみです。
真皮層が薄くなってくることで血管など内側が透けて見えるクマが出来ます。
ヒアルロン酸やエラスチンも生成されないので、真皮層は若い頃に比べ、どんどんもろくなってきます。
肌細胞を増やす治療は、肌の再生医療以外にありません。
肌細胞を増やす治療は、肌の再生医療以外にありません。
他の注入との違い
メリットとしては、肌細胞自体が増える効果と高い安全性があります。
デメリットとしては、培養に約1ヶ月かかるため、他の注入治療より治療に時間がかかります。
療法 | 原料 | 持続期間 | 修正・変形作用 | 副作用 | 効果出現期間 |
---|---|---|---|---|---|
肌の再生医療 | 自己の真皮線維芽細胞 | 根本治療 | × | なし | 1~12ヶ月 |
ヒアルロン酸 | リコンビナント | 数ヶ月 | 〇~◎ | 少ない | 即時 |
ボトックス | ボツリヌス菌の毒素 | 数ヶ月 | × | 通常の薬剤レベル | 1~2週間 |
エルセファー血小板療法 | 自己の血小板 | 数ヶ月 | × | なし | 2~3ヶ月 |
肌の再生医療
エルセファー血小板療法
ヒアルロン酸
ボトックス
注入方法
Dr手打ち
極細針にて直接真皮内に注入。部分的に注入できるので、手打ちならではのデザインが可能です。
水光注射
吸引をかけながら真皮内注入することで浸透させ、透明感のある潤いに満ちた韓国で人気の美肌治療。
こんな方にオススメ
老化現象を改善したい
-
目の下のクマ
-
ほうれい線
-
シワ
-
たるみ
老化速度を遅くしたい
-
肌質を維持したい
-
肌のハリを維持したい
老化を改善できる理由
大量に移植したあなた自身の元気な肌細胞が、老化した肌を修復します。
大量に移植したあなた自身の元気な肌細胞が、老化した肌を修復します。
老化した肌
肌細胞の減少・メンテナンス機能の低下により、真皮がもろく、薄い状態。これが肌のシワ、たるみ、目の下のクマの原因です。
元気な肌細胞を移植し、肌組織を修復
顔の肌に比べ、衰える速度の遅い(若い)耳の裏から皮膚を採取し培養させた、ご自身の肌細胞を移植します。
2回目の移植から3~12ヶ月後
※細胞の定着率を高めるために通常2回注入を行います
老化現象が改善された肌
肌組織が改善され、肌機能そのものが若返ります。移植された細胞によって作り出されるコラーゲンやヒアルロン酸が少しずつ蓄積し、やがて目に見える形となって肌にハリを取り戻します。
老化速度を遅くできる理由
ヒアルロン酸やコラーゲンは、肌細胞そのものに働きかけているわけではないので、効果は長続きしません。
肌の再生医療は肌細胞を移植し、肌組織そのものが若返るため、
改善した肌質の維持効果も高い治療です。
ヒアルロン酸やコラーゲンを注入した場合、肌細胞そのものに働きかけているわけではないので、効果は長続きしません。肌の再生医療は肌細胞を移植し、肌組織そのものが若返るため、改善した肌質の維持効果も高い治療です。
老化を遅くする効果の持続期間は?
便宜的に2~3年とご案内しております。根本治療ですので、2~3年で効果がなくなるわけではありませんが、老化を予防するためには1年半ごとでメンテナンス(少量ずつ細胞を追加で移植) をおすすめしています。
※肌細胞のターンオーバーは5~6年です。
さらに『細胞保管』をしていれば、
若い肌細胞をいつまでも保管し、いつでも取り出して移植することが可能です。
さらに『細胞保管』をしていれば、若い肌細胞をいつまでも保管し、いつでも取り出して移植することが可能です。
細胞保管について
細胞保管セルバンクは、細胞の銀行です。若い頃の肌細胞を凍結保存し、将来に備えます。
細胞保管セルバンクは、細胞の銀行です。若い頃の肌細胞を凍結保存し、将来に備えます。
「今」の若い肌細胞を、半永久的に凍結保存。
あなたの肌から抽出された肌細胞は、-196℃の液体窒素タンクの中で凍結保存され、若いその時を半永久的に留めます。
「数年・数十年経っても、年齢を重ねない自分自身の肌細胞が、ずっとあなたの肌を守ってくれる。」
いつの自分も理想の肌でいられるように、あなたの肌細胞を保管します。
「肌の再生医療」で注入した細胞は、あなたの肌に定着した後、お肌の再生の為に働き始めます。そしてまた、年月とともに注入した細胞も老化を重ねていきます。
働きが弱くなってきた細胞を助けてあげるために、1〜2年に一度、当時保管したままの若く元気な肌細胞を補充することで肌組織が定期的に改善され、お肌は健康な状態を維持することができます。
初回の治療で肌そのものの力を取り戻し、その後は保管した肌細胞を使って定期的にメンテナンスケアをすることで、改善した肌質を維持し、老化速度を遅らせます。(目安は1〜2年に1度)
治療の流れ
1週間
5週間
1〜3週間
1ヶ月
次回、同一部位の移植ご希望の場合は2回目の移植から1年後に行います。
料金
施術の詳細はこちら | ||
血液検査 | ¥6,600 | |
細胞採取培養 | ¥495,000 | |
※細胞保管料金:半年間無料(7 ヶ月目以降は別途費用がかかります。詳しくはお問合わせ下さい) |
||
移植料金 | 1cc | +¥132,000 |
【細胞移植料例(目安)】 | ||
両目周り | 1cc×2 回 | +¥264,000 |
ほうれい線 | 1cc×2 回 | +¥264,000 |
おでこ | 1cc×2 回 | +¥264,000 |
両頬 | 1cc×2 回 | +¥264,000 |
両手甲 | 2cc×2 回 | +¥528,000 |
首 | 2cc×2 回 | +¥528,000 |
全顔 | 4cc×2 回 | +¥1,056,000 |
※通常 2 回の移植が必要になります |
||
※他部位希望の場合はご相談ください |
ダウンタイム・リスク
注入直後は処置部位に凹凸が生じる場合があります
針の跡が残ることもありますが、2~3日程度で目立たなくなります
内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛などが現れることがあります。
治療をお受けいただけない患者様
・現在血液の疾患に罹患中の患者様(血小板減少症、高度の欠乏性貧血、そのほか)
・感染に伴う全身症状を示している患者様(発熱等)
・癌、悪性腫瘍と診断され術後治療中の患者様
以下の患者様はご相談ください
・欠乏性貧血と診断されるも、日常生活には影響がない患者様
・過去に血液系の疾患と診断されても、現在は治療が終了し通常の日常生活を送れる患者様
・妊娠または妊娠の可能性のある患者様
・生活習慣病(糖尿病、本態性高血圧症、脂質異常症、痛風)
・循環器系疾患(狭心症、心筋梗塞後)
・腎疾患(慢性腎不全透析中)
・アレルギー疾患
・抗凝固剤薬を常用されている患者様
・癌の既往歴のある患者様
・そのほか、ご不安のある既往症をお持ちの患者様