こんにちは、御所南はなこクリニックです😊
新しい化粧品を使い始めたタイミングで、
✅肌に赤みがでてきた
✅ぷつぷつとした皮疹が出てきた
✅皮がめくれてきた
などのトラブルが生じたことはありませんか?
実はこれ、「刺激性皮膚炎」や「アレルギー性接触皮膚炎」の症状かもしれません。
速やかに使用を中止し、皮膚科専門医への受診をおすすめしております👩⚕️
刺激性皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎の違い
化粧品が原因の肌トラブルには主に2種類あります。
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刺激性皮膚炎
皮膚のバリア機能が低下しているとき、化粧品の成分が刺激となり、赤みやかゆみを引き起こします。
特に敏感肌の方や乾燥が進んだ肌では発症しやすい傾向があります。
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アレルギー性接触皮膚炎
こちらは、特定の成分に対するアレルギー反応によるものです。
化粧品を使用した数日後に症状が現れることもあり、原因の特定が難しい場合があります。
原因不明でのかぶれを繰り返す場合、化粧品の中のある成分にアレルギー反応を起こしている可能性があります。
原因物質の特定は困難なことが多いですが、皮膚科でできる検査としてスタンダードパッチテストというものがあります。
このテストでは、日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会が選定した、
日本人で陽性率が高い原因物質に対するアレルギーの有無を調べることができます。
「ウルシオール」や「塩化第二水銀」の2種類を除いた22種類の物質が対象であり、
陽性の頻度の高いものに防腐剤や香料などがあります。
この検査を受けることで、アレルゲンの特定が可能になり、肌トラブルを事前に避けることができるのです。
★トラブル発生時の対処法🧴
使用を中止する
赤みやかゆみが出た場合は、すぐにその化粧品の使用をやめましょう。
当院で取り扱いのあるレチノール等のビタミンA製品は、それ自体による反応であることも多いため、
使用継続の可否については医師にご相談ください。
肌を休める
敏感な状態の肌には、刺激の少ないスキンケアを行いましょう。
新たに、別のスキンケアを試すと症状が悪化する場合がありますので、できるだけシンプルにしましょう。
予防のためのポイント✨
パッチテストを行う
新しい化粧品を使う前に、少量を目立たない場所でテストを行いましょう。
成分表を確認する
アレルギーを引き起こしやすい成分(防腐剤や香料など)が含まれていないかをチェックする習慣をつけましょう。
シンプルなケアを心がける
スキンケアやメイクアップは、シンプルで必要最小限にすることで肌への負担を軽減できます。
化粧品による肌トラブルは、誰にでも起こりうるものです。
適切な対処で、美しい肌を守りましょう!
当院では、肌トラブルに関するカウンセリングやスタンダードパッチテストのご相談も承っておりますので、
お気軽にお問い合わせくださいね💕
クリニック情報
御所南はなこクリニック
地下鉄丸太町駅から徒歩3分(こどもみらい館前)
【診療時間】9:30-17:00 ●土曜日は9:30-12:30
【休診日】水・日・祝・土曜午後
【美容皮膚科】完全予約制(WEB予約)