こんにちは🌸
御所南はなこクリニックの山内です。
先日、「第43回 日本美容皮膚科学会 総会・学術大会」に参加し、ゼオスキンの演題に登壇もさせていただきました。


今回、私はランチョンセミナーにて
「ハイドロキノンによるセラピューティックプログラムの選択肢の拡大と適正使用の考察」
というテーマで講演させていただきました。
ゼオスキンのセミナー会場には、開場前から大勢の人が長蛇の列…!
医療関係者はもちろん、企業の方々の姿も多く、最強の美白剤ハイドロキノンに対する学術的考察への関心の高さを肌で感じました👀✨
💊 ハイドロキノンを“再学習”する意義
ハイドロキノンは美白治療の王道成分として長く使われてきましたが、
適切な濃度・使用期間・導入のタイミングなどを再確認することはとても大切です。
今回の講演では、過去のデータだけでなく、最新の知見や症例を通じて、
患者さまにとってより「安全」で「効果的」な使い方を医療従事者がどう導いていくべきか?をお話しました。
私自身も準備の過程でたくさん学び、文献を読み、多くの経験と合わせて見返し、初心にかえる思いでした🌱
また、今回のセミナーでは、ゼオスキンヘルスから新たに発売予定の「ハイドロキノン2%配合のミラミン」についてもご紹介しました🧴
当院では現在も、「koredake HQクリーム2%」を取り扱っておりますが、濃度の違いよりも重要なのは“使い方”です。
濃度が高ければ良いというわけではなく、肌質や生活習慣、治療歴などに応じて、
「いつ」「どう使うか」が結果に大きく影響します。
当院では患者さま一人ひとりにあわせた使い方を医師が判断し、適切な治療設計をご提案しています🌿
🧑⚕️ どんどん“商業化”する美容医療の現場の一方で。。。
学会の雰囲気も、コロナ前とは大きく変わってきているように感じます。
以前は医療者主体のアカデミックな発表が中心でしたが、
近年は企業主導の製品紹介や、商業的なブースも増えてきました。
講演をしっかり聞いて勉強されてらっしゃる方がたくさんいらっしゃる一方で、
キラキラ🟰美容医療 とおもってらっしゃる若い方もしらっしゃるかも。 年寄りの見解ですが。
もちろん、技術革新や企業との連携は必要ですし、それにより新しい治療法が生まれるのも事実です。
その中でも当院は“学術的視点”を持ち続けたいと思っています。
📚 御所南はなこクリニックの在り方
私たちのクリニックでは、医師としての視点を大切にし、
エビデンスに基づいた医療と美容を提供することを心がけています🧪
治療効果の「派手さ」や「映え」だけを追いかけるのではなく、
安全性・再現性・長期的な健康を考慮し、患者さま一人ひとりに合わせたご提案をしています。
だからこそ、商業的なベクトルに流されるのではなく、
アカデミックに、美容医療を牽引していく姿勢を今後も守っていきたいと考えています。
学会で改めて感じたこと
今回の学会での気づきは多く、特に美容医療でも医療でも同じ学びの大切さを再確認しました。
医療は「人」に向き合う仕事
美容も「健康」の一部であること
流行やビジネスの波にのまれすぎないこと
これからも、「学び続ける医師」として、
そして、「患者さまにとって信頼できるクリニック」であるために、
スタッフ一同、知識と技術を高めていきたいと思います💪
ハイドロキノンの「リスク」「副作用」「費用」について
最後に、ハイドロキノン治療についてよくいただくご質問を少しだけご紹介します。
● 費用はどのくらい?
当院では個別にお肌の状態を診察し、必要に応じた処方を行います。
製品や濃度により異なりますので、診察時にしっかりご案内いたします📝
● 副作用・リスクは?
ハイドロキノンは強力な美白成分ですが、
赤み・かゆみ・炎症・色素沈着などの副作用が出ることがあります。
適切な使用方法・期間を守ることが大切で、自己判断での長期使用はNGです。
● 失敗することはある?
効果が出にくい、あるいは副作用が強く出る場合には、
使用の中止や他の美白治療への切り替えを検討します。
医師の指導のもとで使用すれば、リスクを最小限に抑えながら安全に治療を進めることが可能です😊
✨さいごに
今回の学会参加は、医師としても、美容医療に携わる者としても、
とても有意義な時間でした。
これからも、最新の知識と誠実な医療を提供できるよう努めてまいります。
お肌のお悩みは、お気軽にご相談くださいね🍀
同日にご登壇された野本先生、千葉先生と。
ゼオスキンブルーのドレスコードで👗