先日、ニキビと酒さの治療戦略を学ぶセミナー「STARS in Keiji」に参加してきました。

進化するニキビ治療薬
私たちが日々向き合っているニキビ治療ですが、新しい選択肢が増えています。
今回は木村有太子先生と山本晴代先生による講演からスタート。
新薬である「ベピオウォッシュゲル」について、参加者みんなでレビューを行いました。
このお薬の大きな特徴は2つあります。
1️⃣「洗い流せる(ショートコンタクト)」 ことで、効果は保ちつつ刺激をコントロールできる点
2️⃣背中や胸元など 「体のニキビ」 にも使いやすい点
これまでの塗りっぱなし(洗い流さない)タイプのお薬だと、
使い始めに「赤み」「皮むけ」「ヒリヒリ感」といった刺激症状が出やすいお薬なので、
我慢できないと思われる患者様も少なくなかったと思います。
また、お薬には強力な漂白作用があります。
寝ている間に枕カバーやパジャマについたり、顔を拭いたタオルが変色してしまったり…。
「お気に入りのTシャツが色落ちしてショックだった」というお声もよく耳にしました。
他のお薬(ゼビアックスローション等)と重ねて塗ると、
成分が反応して肌や服が黄色く変色してしまうことがあり、
朝と夜で使い分けるなどの工夫が必要でした。
こうした「刺激」「漂白」「使い方の難しさ」が、
治療を続ける上でのハードルになっているのだろうというのも
ずーーっと気になっておりました。
そこで今回登場したのが、これらの悩みを解消する「洗い流せる」新しい選択肢べピオウォッシュゲルです。
実は、べピオウォッシュゲルは、濃度自体は従来のベピオゲル等よりも濃いのですが、
洗い流すまでの時間を調整することで、刺激を少なく抑えることができるのです。
洗い流すので何かに付くのを気にすることもないですよ。
患者様にとって、より続けやすい選択肢が増えたのは嬉しいニュースだなあと本当に感じます😊

■治療の「離脱」を防ぐために
他院の先生方4名をお迎えしてのパネルディスカッションで、
議論をまとめる座長を務めさせていただきましたが、
ディスカッションのテーマ、「患者様にどのように指導しているか」は、我々医療者として一番重要視していることだったため、議論が白熱しました!

ニキビ治療は根気が必要で、
途中で外用薬をやめてしまう「外用離脱」が課題になることがあります。
先生方と意見を出し合う中で、特に多くの共感が集まった意見がありました。
「患者さんが外用離脱をしないためにも、コミュニケーションが何より大事である」
という点です。
改めて診療に向かう心持ちの原点に立ち返ることになりました☺️
ニキビ跡の残り方は25歳を境に大きく変わるというデータがあります。
早期から治療を開始することで、跡の残り方が違ってくるというわけです。
早めに治療を開始すること、継続して治療することがとっても大事ですね。
ただお薬を渡すだけでなく、
どう伝えれば続けられるか、不安を取り除けるか。
現場での使用経験だったり、効果のお話で、なかなか塗る習慣をもてずに治療が難しかった患者さんに対してどんな工夫をして塗ってもらってるかなど、各先生のお話を聞いて、改めて対話の重要性を痛感しました。
専門的な議論を交わし、
「有意義なディスカッションができて楽しかった」というのが、私の偽らざる感想です!
まるで子供のようですが😅笑 それほど刺激的な時間でした。

これからも患者様とのコミュニケーションを大切に、
二人三脚で治療に取り組んでいくことが大切だと、改めて感じたセミナーでした。


