それってじんましんかも?|京都市中京区の皮膚科・美容皮膚科|御所南はなこクリニック

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それってじんましんかも?

2025年10月24日


朝晩の気温差が大きいこの季節、
外来では「急に皮膚が赤く腫れた」
「かゆみが強くて眠れない」
といったご相談が増加しています。


 

診察しているときには症状がでていなくても、こんな風になったんですー、とスマホの画像を持ってきてくださることも多く、そんな場合「じんましん」であることが多いです。


蕁麻疹じんましんは、
皮膚の一部に一過性に出現する膨疹(やや盛り上がった赤み)を主徴とする皮膚疾患で、
かゆみを伴うことが一般的です。

 


 

特徴としては、

  • 発疹は数分から数時間以内に自然に消失する

  • 24時間以内に出没を繰り返すことが多い

  • ミミズ腫れのような膨疹が散在あるいは融合して現れる

などが挙げられます。

多くは痒みを伴いますが、ピリピリ感・灼熱感などの異なる知覚異常が現れる場合もあります。

 

🌬寒暖差じんましん

この時期に多いのがこちら!季節の変わり目に身体が冷えたり温まったりすることで、皮膚が過敏に反応してしまうタイプです。

 

🍤食べ物や薬によるじんましん

エビやカニ、特定の果物、薬の服用後などに出ることがあります。

 

🧣物理的刺激によるじんましん

肌をこすったり、衣類の締め付け、圧迫、運動などがきっかけになることもあります。

 

😷その他(感染・ストレス・疲労など)

風邪や胃腸炎などの感染症、過労、睡眠不足、強いストレスなども誘因になります。

そして「原因不明」のことも約7割から8割といわれています。

 

▶ 治療の基本

第一選択薬は抗ヒスタミン薬です。

  • 眠気の少ない第2世代抗ヒスタミン薬を中心に処方

  • 効果不十分な場合には、薬剤の種類の変更や増量、H2ブロッカーやロイコトリエン拮抗薬の併用を検討

 

症状が長引く場合、自己判断で薬を中止せず、医師の指示に従い継続服用することが重要です。

 

💉難治性の場合の対応

 

慢性蕁麻疹で複数の治療にも反応が乏しい場合には、

  • オマリズマブ(抗IgE抗体)、デュピルマブなどの注射(生物学的製剤)を選択肢とすることもあります

安全性が高く、海外のガイドラインでも推奨されている治療法ですが、全例に適応となるわけではないため、医師と慎重に相談の上で導入されます。

 

 

 

放置は禁物。軽症でも医療機関での適切な評価を🧑‍⚕️

 

蕁麻疹は一過性の疾患であることが多い反面、慢性化するとQOL(生活の質)を大きく損なうこともあります。

特に以下のような場合には、早期の医療機関受診をおすすめします。

  • 発疹が毎日出現する

  • 広範囲に出る、全身に及ぶ

  • 症状が1ヶ月以上続いている

  • 市販薬で効果が不十分、または再発を繰り返している



当院では、保険診療の枠内で適切な評価・治療のご提案を行っております。
皮膚症状に関して気になることがあれば、お気軽にご相談ください。


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クリニック情報

📍御所南はなこクリニック
🚃地下鉄丸太町駅から徒歩3分(こどもみらい館前)
【診療時間】9:30-17:00●土曜日は9:30-12:30
【休診日】水・日・祝・土曜午後
【美容皮膚科】完全予約制(WEB予約


 
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