痛みが少ない⁉ ウイルス性いぼにモノクロロ酢酸療法という選択肢✨|京都市中京区の皮膚科・美容皮膚科|御所南はなこクリニック

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痛みが少ない⁉ ウイルス性いぼにモノクロロ酢酸療法という選択肢✨

2025年12月22日

こんにちは😊
御所南はなこクリニックです🏥

今回は、手足にできる“がさがさ”したできもの…
ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)に対する当院の治療のひとつ、
「モノクロロ酢酸を用いた減感作療法」についてご紹介します。


ウイルス性いぼってなに?🦠

ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚に感染することで生じます。
手のひらや足の裏、指などによく見られ、ザラザラとした盛り上がりが特徴です。

痛みはないことも多いですが、放置すると

  • 数が増える

  • 大きくなる

  • 他人に感染する可能性がある

などが生じます⚠️


よくある治療「液体窒素療法」って?

多くの皮膚科では、液体窒素による冷凍療法が基本の治療です。
マイナス196℃の窒素を直接いぼに当てて凍結させ、ウイルス感染した細胞を壊死させるという方法です。

ただし、この方法にはいくつかの課題もあります。

🌡液体窒素療法のデメリット

  • 強い痛みを伴うことが多い😢

  • 数週間に1度の通院が長期間必要

  • 水ぶくれや色素沈着が起こることも

モノクロロ酢酸療法という選択肢🧴✨

当院では、保険外の治療としてモノクロロ酢酸を用いた減感作療法も行っています。

この治療法は、腐食作用をもつ強い酸「モノクロロ酢酸」をいぼに局所的に塗布し、病変部を壊死させる方法です。

🌱特徴は?

  • 痛みが比較的少ない

  • 簡便な処置で治療期間が短い

👉 以下の研究では、モノクロロ酢酸外用はウイルス性いぼの治療に有効であると報告されています。

 

Bruggink SC, et al.
“A Randomized Controlled Trial of the Effectiveness of Topical Treatment with Monochloroacetic Acid for Common Warts.”
JAMA Dermatology. 2013;149(2):229–235.

 

日本皮膚科学会の尋常性疣贅ガイドライン(2019)では

「有効な選択肢の 1 つあるが,保険適用外であり一部に 重篤な副作用もみられることから使用には注意を要する。」

との記載があります📜

✅副作用・リスク・注意点

モノクロロ酢酸療法は、安全に受けていただくための注意点があります👆

🔥取り扱いには厳重な注意が必要!

  • モノクロロ酢酸は非常に強い酸で、誤って正常な皮膚につくと強い炎症が起こります。

  • 使用上の注意を守り、使用方法についても必ず医師の指示を守っていただくようにお願いします。

👶小さなお子さまのいるご家庭には不向き

誤ってお子さまが触れてしまう可能性があるため、小さなお子さまのいるご家庭には推奨しておりません。


🩺定期的な診察が必要です

月に1回以上の診察が必須です。
治療の経過確認・皮膚の状態のチェックを行いながら安全に進めていきます。


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クリニック情報

📍御所南はなこクリニック
🚃地下鉄丸太町駅から徒歩3分(こどもみらい館前)
【診療時間】9:30-17:00●土曜日は9:30-12:30
【休診日】水・日・祝・土曜午後
【美容皮膚科】完全予約制(WEB予約


 
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