50歳以上の約3人に1人が発症するといわれる病気で、
ピリピリとした痛みを伴い、ひどい場合は長期間続く後遺症が残ることもあります😢
近年、この帯状疱疹を予防するワクチンが注目を集めています。
「50歳を過ぎたら打った方がいいの?」
「どんなワクチンがあるの?」
「費用や副作用は?」
今回は、このような疑問を解決しながら、
帯状疱疹ワクチンの必要性やメリット・デメリットについて詳しく解説します!
🔹 帯状疱疹とは?原因と症状 🦠
📍 原因は「水ぼうそうウイルス」!
帯状疱疹は、水ぼうそうウイルス(「水痘・帯状疱疹ウイルス」)が再活性化することで発症します。子どもの頃に水ぼうそうにかかった人は、ウイルスが体の神経節に潜んでいます。
普段は免疫によって抑えられていますが、加齢・ストレス・疲労・病気などで免疫力が低下すると、ウイルスが活性化して帯状疱疹を引き起こすのです😨
📍 こんな症状が出たら要注意!
帯状疱疹の症状は以下のように進行します👇
✅ 初期症状(1~3日間)
・ 体の片側にピリピリ、チクチクした違和感や痛みが出る
・ だるさや軽い発熱を伴うことも
✅ 発疹が出現(3~5日目)
・ 痛みのある部分に赤い斑点が現れ、水ぶくれ(小さな水疱)になる
・ 体の左右どちらかに帯状に広がる
✅ 水ぶくれがかさぶたになる(1~2週間後)
・ 水ぶくれが破れてかさぶたになり、やがて治る
✅ 後遺症の可能性(帯状疱疹後神経痛)
・ 皮膚が治った後も神経の痛みが残ることがあり、数ヶ月~数年続くことも💦
「赤い発疹が出る前に違和感を感じる」というケースが多いので、「なんか変だな?」と思ったら早めに皮膚科を受診しましょう!
🔹 帯状疱疹ワクチンとは?効果と種類 💉
現在、日本で承認されている帯状疱疹ワクチンは2種類あります👇1️⃣ 生ワクチン(ビケン)
✅ 1回接種✅ 効果:約50~60%(5年ほど持続)
✅ 費用:8800円(※当院価格)
💡 特徴
✔ 比較的安価で1回の接種で済む
✔ 免疫力が低下している人は接種不可(生ワクチンのため)
2️⃣ 不活化ワクチン(シングリックス)
✅ 2回接種(2か月間隔)✅ 効果:約90%以上(10年以上持続)
✅ 費用:23000円(※1回あたり当院価格)
💡 特徴
✔ 免疫が低い人でも接種OK
✔ 価格が高め&2回接種が必要
💡 どちらのワクチンを選ぶべき?
「コストを抑えて予防したい」➡ 生ワクチン(ビケン)
「より確実に予防したい」➡ 不活化ワクチン(シングリックス)
🔹 帯状疱疹ワクチンの副作用・リスク 🚨
🛑 主な副作用(どちらのワクチンも共通)
✅ 接種部位の腫れや痛み(1~3日で消失)
✅ 倦怠感、頭痛、発熱(まれに発生)
ワクチンごとの注意点
⚠ ビケン(生ワクチン) → 免疫が低下している方は接種できない
⚠ シングリックス(不活化ワクチン) → 価格が高め、2回接種が必要
🔹 どんな人にワクチンがおすすめ?🤔
✅ 50歳以上の方・基礎疾患をお持ちの方(発症リスクが高いため)✅ ストレスが多い方(免疫が低下しやすいため)
✅ 家族に高齢者がいる方(感染リスクを減らすため)
🌸京都市では4月から定期接種化!
京都市では令和7年4月から高齢者帯状疱疹予防接種が定期接種化されました。
対象者、接種料金等は下記のとおりです。
✅ 対象者:
(1) 接種年度に65歳になる方
(2) 満60~64歳でヒト免疫機能に一定の障害がある方
(3) 接種年度に70、75、80、85、90、95、100歳になる方(令和7年度に限り、101歳以上の方を含む。)
※上記(3)は66歳以上の方に接種機会を設けるため、5年間実施する経過措置(定期接種の対象となる期間は各年代1年間のみ)
✅ 助成回数:
(1) 生ワクチン(1回)
(2) 不活化ワクチン(2回)
✅ 接種自己負担額:
生ワクチン:4,000円
不活化ワクチン:18,000円(1回当たり)
🔹 帯状疱疹になってしまったら? 😱
「ワクチンを打つ前に発症してしまった…」という方は、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう!💊 治療の基本は「抗ウイルス薬」と「痛み止め」
✅ できるだけ発疹が出てから72時間以内に治療を開始!
✅ 抗ウイルス薬を服用
✅ 痛みが強い場合は鎮痛剤を併用
🔹 まとめ 🌟
✔ 帯状疱疹は、水ぼうそうウイルスが再活性化することで発症✔ 50歳以上の方はワクチン接種で予防が可能!
✔ ワクチンは「生ワクチン(ビケン)」と「不活化ワクチン(シングリックス)」の2種類
✔ 発症してしまった場合は早めの受診が大切!
帯状疱疹は痛みが強く、後遺症も残ることがある病気ですが、
ワクチンで予防することでリスクを大幅に下げられます✨
「ワクチン接種を検討したい!」という方は、ぜひ当クリニックまでご相談ください😊