最近、診察室で患者さまとお話ししていると、
「『肌の再生医療』ってよく聞くけれど、種類が多くて何が違うのかわからないんです😭」
「PRP(ピーアールピー)と線維芽細胞(せんいがさいぼう)療法、私にはどっちが合っているの??」
といわれる方多いです!
確かに、どちらも自分の血液などを使う治療なので、
混同されがちですよね。
再生医療とか肌再生とか同じくくりで言われてるし。。。
それに「再生医療」なんて言葉を聞くと、
なんだか難しそうだし、本当に効果があるのかな…と
不安に思われる方もいらっしゃると思います💦
今日は、この2つの違いについて、
できるだけ難しい言葉を使わずに、イメージしやすいようにお話ししますね❤
PRP療法は「元気ドリンク」のようなもの💉
まずは、PRP療法(多血小板血漿療法)についてです。
これは、患者さまの血液から「血小板(けっしょうばん)」という成分だけを濃縮して取り出し、お肌に戻す治療です。

血小板は、怪我をした時に血を止めたり、傷を治したりする役割を持っています。
例えるなら、お肌の中にいる細胞さんたちに届ける「超強力な栄養ドリンク」や「修復しなさい!という命令」のようなものです😆

お肌が疲れている時にPRPを届けると、
今いる細胞たちが「よし、頑張るぞ!」と活性化して、
コラーゲンなどを作ってくれます。
ただ、あくまで「今ある細胞」を元気にすることがメインなので、
もともとの細胞が少なくなっていたり、疲れすぎていたりすると、
効果の感じ方には個人差が出ることがあるかもしれません。
真皮線維芽細胞療法は「働き手を増やす」こと✨
一方で、当院が特に力を入れている真皮線維芽細胞(しんぴせんいがさいぼう)療法。
これは、PRPとは仕組みが少し違います。
私たちの肌の奥には、「線維芽細胞」という、
肌のハリや弾力のもとになるコラーゲンやヒアルロン酸を作ってくれる
「お母さん細胞」がいます。

残念ながら、このお母さん細胞は年齢とともに減っていってしまいます。。。😭😭
働き手が減ってしまうと、肌の工場は生産力が落ちて、シワやたるみになってしまうんですね。

この治療では、耳の後ろからほんの少しだけ皮膚を採取して、
専門の施設でこの「お母さん細胞」を数千倍〜数万倍に増やします(培養します)!!!!
そして、増やした元気な細胞たちを、再びお肌に戻してあげるのです。

つまり、栄養ドリンクを配るだけじゃなくて、
「若くて元気な働き手そのものを増やしてあげる」のが、この治療の大きな特徴です💜

細胞そのものが増えるので、
肌の土台からじっくりと立て直していくような、
根本的なエイジングケアが期待できます✨
比較してみました!!!!
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比較項目 |
真皮線維芽細胞療法 |
PRP療法(多血小板血漿療法) |
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例えるなら |
「若くて元気な働き手を増やす」根本治療 |
「超強力な栄養ドリンク」で細胞を活性化 |
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作用の仕組み |
年齢で減った細胞そのもの(線維芽細胞)を培養・増殖させて補充する。 |
既存の細胞に成長因子を届け、一時的に活性化させる。 |
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期待できる効果 |
肌の土台(コラーゲン・エラスチン)を再構築。長期的なハリ・弾力の維持。 |
細胞が元気になり、短期的な小ジワ改善や肌質改善に効果を期待。 |
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手軽さ |
皮膚の採取と培養が必要なため、治療完了までに期間が必要。 |
採血のみで当日処置が可能。非常に手軽。 |
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適した方 |
根本的なシワ・たるみ改善、長期的な若返り効果を望む方。 |
軽度の肌の衰え、手軽さを重視する方。 |
どちらも「自分から採ったもの」を使う治療
「異物を入れるのは怖い。。。」と思われる方も多いですが、
PRPも線維芽細胞療法も、ご自身の体から採ったものを使います。
だから安心感があります❤
ヒアルロン酸注射のように「形を作る」ものではなく、
ご自身の肌の力を底上げするものなので、
急に顔が変わったりするような不自然さはなく、
とても自然な仕上がりを目指せるのが良いところです😊
まずはご相談だけでも大丈夫です🎵

▲PRP血小板治療(エルセファー)の症例

▲肌の再生医療(真皮線維芽細胞療法)の症例
結局どっちがいい?
ここまでお話ししましたが、「じゃあ、私にはどっちがいいの?」と迷ってしまいますよね〜〜〜😮💨
- PRPは、採血だけで当日に処置ができる手軽さがあります。
- 線維芽細胞療法は、細胞を増やすのに時間はかかります。
が、
減ってしまった細胞を補うことができるため、
より長期的な維持を望まれる方に選ばれています。
どちらが良い・悪いではなく、
今のお肌の状態や、患者さまが何を求めているかによって、適した治療は変わります。
ネットの情報だけで悩まずに、
ぜひ一度、診察室でお肌を見せてくださいね❤
当院は、厚生労働省から認可を受けた「再生医療」を提供できる施設です
無理に治療を勧めることはありません😆
まずは不安なこと、疑問に思っていることを、
ゆっくりお話しすることから始めましょう。
みなさまの「これからのお肌」のために、一番良い方法を一緒に考えていけたら嬉しいです💜
今日も御拝読ありがとうございました!
\あなたのお肌の「これから」のために/
この記事を監修した医師
山内 華子(やまうち はなこ)
御所南はなこクリニック 院長
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本アレルギー学会
- 日本美容外科学会 (JSAS)
- 日本小児皮膚科学会
- 日本美容外科学会 (JSAPS)
2002年獨協医科大学卒業後、ERや小児科内科などを1年間研修し京都府立医大皮膚科に入局。京都府立医科大学病院・大津市民病院・京都岡本記念病院などに勤務、専門医取得の後、結婚を機に渡米。スタンフォード大学皮膚科にて外来やオペ、医局カンファレンスに参加し、アメリカでの最新医療・美容診療を学ぶ。帰国後京都第二赤十字病院に勤務、第二子出産を機に非常勤医師となり、京都市立病院・京都第二赤十字病院・美容外科などで勤務。2016年5月、御所南はなこクリニックを開院。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。2児の母。


