皮膚科

アトピー性皮膚炎の塗り薬🌿基本の使い方+新薬の特徴

アトピー性皮膚炎の治療の基本は、塗り薬の治療法です。 症状をうまくコントロールするためには、 薬の選び方や正しい使い方を知ることが大切です。   基本の治療「ステロイドの塗り薬」   アトピー性皮膚炎の治療でまず使われるのが「ステロイドの塗り薬」です。 ステロイドには炎症を抑える強力な効果があり、 症状が重い部分から軽い部分まで、部位に応じて強さを使い分けます。   ぬり方のコツ ステロイドの効果を最大限に引き出すには、 適量をやさしく「のせる」ように広げることが大切です。 目安として、人差し指の第一関節から指先までの量で手のひら2枚分を塗るのが適量です。 塗っても効果がないと思われている患者さんの多くは 塗る薬の量が十分でない場合がほとんどです。 当院では実際に塗り薬の塗り方も指導いたします。   副作用について 長期間使うと、皮膚が薄くなったり血管が浮いて見えるなどの副作用がありますが、 全身への副作用はほとんどありません。 ただし、皮膚の薄い、顔面への長期的な外用は ステロイド酒さの原因になることがあるので控えましょう。   顔や首に使いやすいお薬は? 顔や首に使いたいときには「タクロリムス(プロトピック®)」や 「デルゴシチニブ(コレクチム®)」が選択肢になります。 タクロリムス(プロトピック®) タクロリムス(プロトピック®)は免疫の働きを抑えますが、初めにピリピリとした刺激を感じることがあるため、しっかりと保湿をした上で慎重に使用しましょう。 デルゴシチニブ(コレクチム®) [...]

爪のトラブル予防!正しい爪の切り方とケア方法+当院での巻き爪治療

爪のトラブルは年齢に関係なく多くの方が悩む問題で、 特に巻き爪や陥入爪は痛みや炎症を引き起こし日常生活に影響を及ぼします。 爪の切り方が原因で症状が悪化しているケースも多く、 適切な爪のケアがとても重要です。 今回は、爪のトラブルを予防するための正しい切り方について詳しくお伝えします!   正しい爪の切り方3つのポイント   爪の先端は四角く切る 丸く切ると爪が皮膚に食い込みやすくなり、巻き爪の原因になりがちです。四角い形を意識して、真っ直ぐ切るようにしましょう✂️。 爪の長さは指と同じか少し長めに 深爪を避け、指と同じか少し長めの状態を保つのが理想です。短く切りすぎると指先にかかる圧力が増してしまい、爪のトラブルを引き起こしやすくなります。 両側の爪の角は切り落とさない 特に巻き爪や陥入爪の方に多いのですが、痛みがあるからと両側の角を切り落とすと、爪が皮膚に食い込んでしまう可能性が高くなります。必ず角を残して爪を切ってください! 結果的に皮膚が炎症を起こしたり、傷を作ってしまうことも💡角を残して爪が自然に伸びるようにすることが大切です。   お子様や高齢者の爪ケアにも注意を 小さなお子様や高齢者の爪は柔らかく、 またケアが行き届きにくいことが多いため、 爪のトラブルが発生しやすいです。 爪の切り方に少し気を配るだけで、 巻き爪や陥入爪のリスクを減らせますので、 ご家族でのケアも心がけてみてくださいね👨‍👩‍👧‍👦   巻き爪や陥入爪にお悩みの方へ それでも巻いてしまった、食い込んでしまった爪に対しては、 早急に処置が必要です。 そのままにしておくと、爪が皮膚を傷つけ続けることになり、 傷口から細菌感染を起こすと足全体に炎症が波及し、 治療に時間がかかります。 [...]

2024-11-07T16:56:34+09:002024年11月07日|皮膚科|

あなたも試したい?毛穴・ニキビ改善!サリチル酸ピーリングの魅力🌟

近年よく耳にするピーリングですが そもそもピーリングとはなんでしょう?   🍀ピーリングとは🍀   表皮の古くなった角質を薬剤の効果ではがし、肌の生まれ変わりを促す治療法です。 ピーリングには様々な種類があるため、お悩みに合わせて選ぶのがおすすめです!   今回は当院で人気の高い サリチル酸ピーリングについてご紹介💓   🌟サリチル酸ピーリングはこんなお肌の方におすすめ   ✅脂性肌・混合肌 皮脂分泌が多く、毛穴が詰まりやすい方に効果的 ✅ニキビ肌 ニキビの予防や改善に役立つ 抗炎症作用があり、ニキビの赤みを軽減 ✅黒ずみや毛穴の開きが気になる方 毛穴の詰まりを解消し、黒ずみを薄くする効果 ✅角質がたまりやすい肌 古い角質が蓄積されることで肌がごわつく→ピーリングによって肌が滑らかに ✅肌の明るさを求める 肌のターンオーバーを促進し、明るく透明感のある肌を目指す   🌸症例で見るサリチル酸ピーリングの効果 ▼サリチル酸ピーリング4回施術症例   なんといっても・・・・ お手軽にくすみが消えてハリが出て、つやつやお肌に生まれ変わるのが特徴✨ [...]

アトピーの最新治療法!生物学的製剤による注射治療には何がある?💉

こんにちは、京都市中京区にある皮膚科、美容皮膚科の御所南はなこクリニックです🌸 当院では美容皮膚科とならんで、 一般皮膚科外来も毎日行っています。 その中で、アトピー性皮膚炎に悩む患者さんも多く通院してくださり、 最近では注射の治療を導入される方が増えてきています。 アトピー性皮膚炎は かゆみのある湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。 アトピー性皮膚炎は ✅皮膚バリアの異常 ✅アレルギー炎症 ✅かゆみ という3つの要素がお互いに関連しあって 発症するといわれています。   重症度に併せて、 既存の外用治療(塗り薬)で効果が不十分の場合は 全身療法【注射の治療や内服(飲み薬)の治療】が適応になります。   今回は複数ある注射治療についてご紹介いたします。   デュピクセント   主にアトピー性皮膚炎や喘息、慢性副鼻腔炎に関連する鼻ポリープなどの治療に使用される生物学的製剤です。 成分はデュピルマブで、IL-4およびIL-13というサイトカインを阻害することで、慢性的な炎症反応を抑制します。 <投与方法> 成人および12歳以上の患者の場合、初回は600 mg(2つの注射部位に300 mgずつ)を1回皮下注射します。 初回投与の後は、300 mgを2週間ごとに皮下注射します。自己注射も可能です。 [...]

肝斑ってなに?

こんにちは😊御所南はなこクリニックです! 夏のお肌疲れがでていませんか? 鏡で見ると、お肌が全体的に暗く見えて、あれ?日焼けかな?と思われてる方もたくさんいらっしゃると思います😣 紫外線はシミの原因になるだけではなく、肝斑を悪くさせる原因にもなります😱 なんだかくすんでる気がする、お顔が暗く見えるという方 肝斑が悪化しているのかもしれません💦 そもそも肝斑とはなんでしょう? 肝斑とは30~50代の中年女性にみられる 茶褐色斑状のうすいシミのこと。 実際の診断は難しく、 左右対称性・境界が不明瞭などの特徴があります。 増悪因子としては紫外線曝露、ホルモンバランス、 摩擦などがあげられます。 一見「シミ」と思われる色素斑のなかには 肝斑が混ざっていることが多く、 不適切なレーザーの治療を行うと 肝斑を濃く、悪くしてしまう恐れがあるので 始めの診断が重要です。 当院ではセラピューティック治療やシナール・トラネキサム酸の内服、 肝斑レーザー、外用などで肝斑を追い出す治療を行っています。 肝斑治療は時間がかかります。 シナール・トラネキサム酸の内服、肝斑レーザー、外用など 治療はさまざまありますが、 今すぐにできることは摩擦を軽減することです。 色ムラを隠そうと日頃のメイク時に厚塗りしすぎたり、 クレンジング時に擦りすぎたりしてはいませんか? 正しい治療を行えば必ず改善します! 肝斑を悪くしない日常生活のスキンケア方法や、 レーザートーニングなど、さまざまな治療を組み合わせて治療を行っていきましょう✨✨ どれがシミで、どれが肝斑なのか、 [...]

2023-08-30T13:58:05+09:002023年08月31日|ほくろ, 皮膚科|

それ、ほくろじゃありません😥

みなさんこんにちは😊 御所南はなこクリニックでございます。 本日はお顔のほくろについてのお話です。 最近大きくなってきたものや、部分的にかさぶたになっているものはありませんか? ほくろの中には皮膚悪性腫瘍も混ざっていることがあるので注意が必要です。 40代以上の顔面に好発する 基底細胞癌(きていさいぼうがん)という病気を知っていますか? 一見ほくろのような黒いできものですが、 やや灰色がかっており、一部で出血したり かさぶたをつける様相を呈することが多いです。 当院では保険診療による手術やCO2レーザーによる ほくろ除去を行っておりますが、 我々皮膚科医はダーモスコピーという拡大鏡を使って診察を行い、 疑わしい症例に対しては皮膚生検という一部の組織をとる検査を行って、 病理組織を診て診断を確定します。 転移はまれですが、深くまで浸潤することがあるので、 早期診断が大切です。 気になるほくろがある場合は当院までご相談ください。 疑わしいものを早期に発見し、検査、診断まで行えるのは、保険診療もしっかり行っている当院ならではの特長です✨ ぜひご相談ください☺️ いつも応援ありがとうございます。 baby lotusをポチッとお願いいたします♥ にほんブログ村 「免疫アップ」「疲れを感じにくい体へ」 Stella Sea [...]

2023-09-05T10:28:11+09:002023年08月30日|ほくろ, 皮膚科|

皮ふの市民公開講座in京都🌞

皮膚の日というのがあります 7月23日が ひふの日でした!😆 先月のことになりますが、 市民の方にお集まりいただき講演をしました。 祇園祭りの後祭りの真っ只中 気温は毎日38度越え! 最近はひと月ほど35度越えが続く京都の夏ですが この日も暑くなり出して汗が止まらない日です。 この日はまさに 汗について話しました。 多汗症は疾患として認知されたのが最近で、 腋窩の多汗症に対してはボトックス治療がメインでしたが、注射の治療になりますし、小児の適応はありませんでした。 3年前に外用薬が保険適応になり、 毎日塗ることで脇汗が抑えることができ、 塩化アルミニウムと違いかぶれにくいなどのメリットがあります。 また今年になり手掌足底にたいする塗り薬も保険適応となりました。 1日一回の概要が必要で、永久ではありませんが、外用している間は効率的に発汗を押さえ込むことができます。 手に汗が滴ることがあることを経験されているのであれば、保険適応での薬を試してみるのもいいかも! はなクリでは保険診療も自費診療もウェブ予約ができるようになりました。 いつも応援ありがとうございます。 baby lotusをポチッとお願いいたします♥ にほんブログ村 「免疫アップ」「疲れを感じにくい体へ」 Stella Sea - ステラ・シー [...]

夏の気になる虫刺され🐝💦

こんにちは!御所南はなこクリニックです🌻 今回は気になる夏の虫刺されについて🐝 レジャーの楽しい季節ですね🏖️ 肌の露出が増えるこの時期は、虫刺されの方が多く来院されます。 虫刺されの掻き傷は色素沈着として残りますし、 掻き壊しから二次感染を起こしたり、 慢性痒疹の原因となったりすることがあるので油断できません💦 夏場に刺される虫として多いのは アブ・ヌカカ・蚊(アカイエカ・ヒトスジシマカ)・ブユなどです。 特にヌカカは小さな虫なので シャツやズボンの隙間から入り込んで、 露出をしていない部分も吸血することがあります。 小さなお子さんには イカリジン配合の虫除けスプレーがおすすめです⭐️ 使用する年齢の制限がなく、使用回数に制限がありません。 かゆみの強い虫刺されは、我慢せずに皮膚科を受診しましょう! 当院は、ご来院前にWebで時間帯予約が可能です! お子様と一緒の待ち時間、待てない子のためにも短くしたいですよね😭 ぜひぜひこちらからご予約ください☺️ いつも応援ありがとうございます。 baby lotusをポチッとお願いいたします♥ にほんブログ村 「免疫アップ」「疲れを感じにくい体へ」 Stella Sea [...]

2023-08-15T23:54:17+09:002023年08月16日|皮膚科|

生理中と全身肌の痒み…😢グンゼの監修しました

院長山内です🌸わたしが監修させていただいた、肌着メーカー大手のグンゼさんの記事が公開されています。 生理前や生理中は、体にいろいろな変化が起きるものですね。食欲が爆発したり、むくみや便秘がひどくなったり、気分が落ち込んだり、ニキビや肌荒れが悪化したり、人によってさまざまなトラブルがあるかと思います。このほかに... これだけ見ていただければ、 お肌の基本的なこと わかっていただけるかと思います。 お肌のトラブルは 湿疹も美容も含めてご相談くださいね💕 いつも応援ありがとうございます。 baby lotusをポチッとお願いいたします♥ にほんブログ村 「免疫アップ」「疲れを感じにくい体へ」 Stella Sea - ステラ・シー はなクリオンラインショップ、リニューアルしました! オンラインショップ専用インスタアカウントでは 新商品やお得なアイテムを動画などで詳しくご紹介! ぜひフォローお願いします❤️❤️ LINEでお友達登録いただきますと 限定クーポンもございます❤️

2022-07-23T01:24:20+09:002022年07月23日|お知らせ, 皮膚科|

ワキ汗💦をコントロール🌸

こんにちは☀御所南はなこクリニックです! 最近は気温が高くなったのに加え、梅雨にさしかかり、ジメジメもして蒸し暑くなりました😥 帰宅してすぐにシャワー浴びたい〜!って毎日思います。。 尋常じゃない汗をかく多汗症の方もいらっしゃいますよね。 多汗症とは、日常生活に支障をきたすほど、汗の量が多くなる病気です。 中でもワキの多汗症は、 ☑シャツの汗ジミが気になる ☑汗が流れ落ちる不快感で勉強や仕事に集中できない などのお悩みが深刻…💦💦 実はワキの多汗症でお悩みの方は 日本全人口の5.75%で、手や顔など他の部位の多汗症よりも多いんです😨 ですので、クリニックでは 保険適用の塗り薬を処方して、毎日の使用で制汗をコントロールしたり 効果の高い注射で一定期間、汗を止めるなどして対処していきます。 当院ではエクロックゲルとラピフォートワイプという 2種類の塗り薬を処方可能です。 毎日の使用で制汗が期待できます✨ 効果が確実なのはワキボトックス注射💉です。 夏でもピタリと汗が止まってサラサラでいられます!✨✨ お悩みの方はぜひご相談くださいませ😊 いつも応援ありがとうございます。 baby lotusをポチッとお願いいたします♥ [...]

2022-06-21T12:44:42+09:002022年06月21日|ボトックス, 汗止め 多汗, 皮膚科|
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