「小さい頃からずっとある茶色いあざが気になる」
「これはシミなの?治療できるの?」
そんなご相談をいただくことがあります。
物心ついた時からある、茶色いあざ。
それは 「扁平母斑(へんぺいぼはん)」 かもしれません。
扁平母斑とは?
日本皮膚科学会では、扁平母斑は
「境界が明瞭で、淡褐色~褐色の平坦な色素斑」
と定義されています。
☑ 物心ついた頃からある
☑ 色は薄茶色〜こげ茶色
☑ 盛り上がりはない
☑ 形は比較的はっきりしている
このような特徴があることが多いです。
加齢とともに出てくる「老人性色素斑(いわゆるシミ)」とは異なり、先天的または幼少期から存在する色素斑です。
「シミだと思っていたら、実は扁平母斑だった」というケースも少なくありません。
シミとの違いは?
シミと一口に言っても、実は種類はさまざまです。
・老人性色素斑
・肝斑
・炎症後色素沈着
・雀卵斑(そばかす)
・扁平母斑
それぞれ原因や治療法が異なります。
例えば、一般的なシミ治療のレーザーが有効な場合もあれば、逆に悪化のリスクがあるケースもあります⚠️
だからこそ、正確な診断がとても重要なのです。
扁平母斑は治療が難しい?
扁平母斑は、実はとても治療が難しいあざのひとつです。
理由は、
✔ 再発を繰り返すことがある
✔ 一時的に薄くなっても戻ることがある
✔ レーザーへの反応に個人差が大きい
という特徴があるためです。
今回は以前よりある茶色の色素斑を主訴に受診された方に対し、
- セラピューティック療法(ハイドロキノンとトレチノインの外用治療)
- レーザー治療
を組み合わせて治療を行いました。
外用療法で肌のターンオーバーを促進し、
適切なタイミングでレーザーを照射することで、
PIHや色素脱失のリスクを軽減しながら治療を行うことができます。


当院の強み
当院は、一般皮膚科診療を行いながら、美容皮膚科治療も提供しています。
疾患を見極め、
「まずは正しく診断する」
「必要な治療を見極める」
その上で、肌質やライフスタイルに合わせてトータルでご提案できることが強みです💡
単に「レーザーを当てる」だけではなく、
肌全体をどう整えるかを考えることが大切だと考えています。
お一人おひとりのお肌に合わせて、最適な方法を一緒に考えていきましょう✨
ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。
この記事を監修した医師
木谷 美湖野(きたに みこの)
御所南はなこクリニック 医師
- 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 弾性ストッキングコンダクター
2014年長崎大学医学部卒業。神戸労災病院での初期研修を経て、2016年に神戸大学皮膚科へ入局。神戸大学医学部附属病院、三田市民病院、西宮市立中央病院にて皮膚科医としての研鑽を積む。
私生活では2児の母であり、親しみやすい診療を心がけている。


