「薬を塗ってもニキビが治まらない」
「治ってもすぐに新しいニキビができて、跡がどんどん増えていく……」
そんな出口の見えない重症・難治性のニキビにお悩みではありませんか?
数年来、保険適応の塗り薬や飲み薬を続けても改善の実感が薄く、
常に顔のどこかににきびがあり、赤みが引かない。
そんな状態で「もう治らないのではないか」と、いくつもの皮膚科を転々とされている方によく出会います。
当院では、ニキビの根本原因を叩く内服薬「イソトレチノイン」と、
肌の凹凸を修復する「CO2フラクショナルレーザー」を組み合わせた併用療法を行っています。

▲CO2フラクショナルレーザー + イソトレチノイン内服《8ヶ月後》
イソトレチノイン
ニキビの「再発サイクル」を断つ切り札
イソトレチノインは、ビタミンA誘導体の内服薬です。
これは一時的に症状を抑えるものではなく、
毛穴の詰まりと皮脂の過剰分泌という「ニキビの発生源」を
根本から作り変える非常に強力なアプローチです。
医師による適応判断について
イソトレチノインは、
ガイドラインに準じた標準治療(外用レチノイド、抗生剤等)では
コントロールが難しい「重症ざ瘡」や「難治性ざ瘡」が適応となる、自費治療の内服薬です。
乾燥や催奇形性などの副作用管理が不可欠です。
当院では医師が血液検査を行い、慎重に適応を判断した上で、定期的な診察のもと処方いたします。
役割
皮脂腺を劇的に縮小させ皮脂の分泌を抑制し、毛穴の出口を詰まりにくくします。
メリット
「今ある炎症を鎮める」だけでなく、「新しいニキビが生まれない肌質」へと導くことが可能です。
CO2フラクショナルレーザー
肌を「入れ替える」再生治療
CO2(炭酸ガス)フラクショナルレーザーは、肌に微細な穴をあけ、皮膚の再生を促す治療です。
作用機序
肌に意図的な「熱ダメージ」を与えることで、人間が本来持っている「傷を治す力(創傷治癒)」を強く呼び覚まします。
効果
ダメージを受けた組織が新しく生まれ変わる過程で、真皮層のコラーゲンが生成されます。これにより、セルフケアでは太刀打ちできないクレーター状のニキビ跡や開いた毛穴を、皮膚の再生とともに滑らかに整えていきます。
なぜ「飲み薬」と「レーザー」を同時に行うのか?
「まずはニキビを完全に治してから、跡の治療をすべきでは?」
と質問されることも多いですが、
実はこの2つを並行することには医学的なメリットがあります。
① 「跡になるのを防ぐ」と「跡を治す」の同時進行
イソトレチノインで皮脂分泌を抑え、
微小な炎症を食い止めた状態でレーザーを打つことで、
「新しい跡を作らせない」と「古い跡を治す」を同時に行えます。
これにより、バラバラに治療するよりもトータルの治療期間を大幅に短縮できます。
② 副作用やリスクのコントロール
炎症がひどい状態で強いレーザーを当てると、
その刺激で赤みや色素沈着(シミのような跡)が長引くリスクがあります。
イソトレチノインで肌の活動性を落ち着かせながら照射することで、
より安全に、かつ狙った効果を出しやすくなります。
こんなお悩みがある方に適応となります
- 保険診療の塗り薬や飲み薬を数ヶ月〜数年続けても、効果を実感できない方
- ニキビが治るそばから新しいものができ、クレーター跡がどんどん増えている方
- 一つ一つが大きく膨らみ、痛みを伴うタイプのにきび(嚢腫様ざ瘡)ができやすい方
知っておいていただきたいダウンタイムとケア
レーザーの反応
照射後数日は赤みやザラつき(微細なかさぶた)が出ます。
おすすめ
オプションのクールビタミントリートメント(鎮静パック)を併用すると、肌の回復が早まり、赤みを速やかに鎮めることができます。
内服の反応
皮脂を抑える過程で、目や唇などに乾燥症状が生じます。適切な保湿ケアが重要です。
重症のニキビは、放置して炎症を繰り返すほど跡(瘢痕)が深くなり、後からの修正に多くの時間とコストがかかってしまいます。
当院では、正しいスキンケアの見直しから、
保険適応外の内服・レーザー治療まで、
あなたの肌状態に合わせた最適なプランをご提案します🌸
「もう治らない」と一人で悩まず、まずはカウンセリングで今の悩みをお聞かせください!
この記事を監修した医師
木谷 美湖野(きたに みこの)
御所南はなこクリニック 医師
- 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 弾性ストッキングコンダクター
2014年長崎大学医学部卒業。神戸労災病院での初期研修を経て、2016年に神戸大学皮膚科へ入局。神戸大学医学部附属病院、三田市民病院、西宮市立中央病院にて皮膚科医としての研鑽を積む。
私生活では2児の母であり、親しみやすい診療を心がけている。


