「おでこのシワが気になる」
「おでこのシワを予防・改善するための方法は?」
年齢とともにおでこのシワが目立ちやすくなるため、このような悩みや疑問をお持ちの方もいると思います。
おでこのシワは放置することで深く刻まれやすくなるため、原因に応じた対策を講じるほか、予防するためのポイントを押さえておく必要があります。
本記事では、おでこのシワの原因や予防のポイント、改善するための方法について解説します。
1.おでこにシワができる主な原因

おでこのシワは、普段の何気ない習慣などの積み重ねによってできやすくなります。
特に以下のような要因が複数関わることでおでこにシワができやすくなったり深く刻まれたりすることがあります。
- 加齢
- 肌の乾燥
- 紫外線
- 表情のクセ
おでこにシワができると目立ちやすく、実年齢よりも年齢を重ねた印象を与えてしまうこともあるため、早めに予防対策を進めましょう。
(1)加齢
加齢によっておでこにシワができやすくなります。
これは、肌の弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの成分が加齢によって減少するからです。
特に女性の場合には年齢を重ねるとともに、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が低下する傾向にあります。
エストロゲンにはコラーゲンなどの生成を促すはたらきがあり、エストロゲンの分泌が低下するとコラーゲンなどの生成にも影響が生じます。
そうすると、肌の弾力やハリが失われてしまい、シワができやすくなってしまいます。
(2)肌の乾燥
肌の乾燥もシワの原因となります。
おでこは皮脂の分泌が盛んな部位であり、乾燥とはあまり関係がないと思われる方もいます。
しかし、誤ったスキンケアや洗顔方法によって、必要な皮脂まで除去されてしまうと、おでこの皮膚が乾燥しやすいです。
乾燥によって水分も失われると、肌のターンオーバーが乱れて皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
これによって外部からの刺激を受けやすくなり、「乾燥小ジワ」と呼ばれる細かなシワができやすくなります。
(3)紫外線
おでこのシワを引き起こす要因として、紫外線も挙げられます。
紫外線は肌の表面だけでなく内部の真皮層まで届き、コラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。
これによって肌の弾力が失われると、シワやたるみを引き起こす原因となります。
特におでこは顔の上の方に位置するため、日光を受けやすく、紫外線のダメージが蓄積しやすい部位です。
日光を無防備に浴びる習慣がある場合には、知らないうちに紫外線ダメージが蓄積し、若くてもシワができやすくなる点にも注意しましょう。
(4)表情のクセ
表情のクセもシワの原因になることがあります。
具体的には、おでこの周りの筋肉を動かす表情を繰り返すクセがある場合、おでこの皮膚が折れ曲がり、シワになりやすいです。
例えば、眉間に力を入れるクセや目を見開くクセがある場合には、おでこに負担がかかりやすく、シワやたるみを引き起こす原因にもなります。
表情のクセは習慣化してしまうことも多く、意識的に表情をゆるめるなどの対策をとることも大切です。
2.おでこのシワを予防するためのポイント

おでこのシワは一度深く刻まれてしまうと、完全にもとに戻すのは困難です。
そのため、普段からスキンケアや生活習慣を意識し、予防のための対策を講じることが大切です。
具体的には、以下のようなポイントを意識しましょう。
- 適度な保湿を心がける
- 紫外線対策を講じる
- おでこへの負担や刺激を抑える
(1)適度な保湿を心がける
おでこが乾燥すると肌のターンオーバーが乱れ、シワやたるみの原因になります。
そのため、おでこに適度な保湿をすることは、シワを防ぐためにも大切です。
なお、洗顔の際におでこを洗いすぎると、必要な皮脂成分まで洗い流されてしまい、肌のバリア機能が損なわれる可能性があります。
そうすると乾燥しやすくなってしまうため、クレンジングや洗顔の習慣を見直すことも大切です。
また、洗顔の後にもこまめな保湿を心がけましょう。
(2)紫外線対策を講じる
紫外線にさらされる環境にいると、コラーゲンなどが減少してしまい、シワの原因にもなります。
そのため、紫外線対策を徹底することも重要です。
紫外線は季節や天候によらず降り注ぐため、1年を通して日焼け止めクリームなどを用いた対策が欠かせません。
特におでこは汗や皮脂が多く、日焼け止めをこまめに塗り直すなどの対応も必要です。
また、外出時に日傘や帽子を使うなど、紫外線がおでこに当たるのを防ぐための工夫も心がけましょう。
(3)おでこへの負担や刺激を抑える
表情や姿勢のクセによっておでこに負担が加わると、シワやたるみを引き起こしたり悪化させたりすることがあります。
そのため、おでこへの負担や刺激を加えないようにしましょう。
例えば、猫背の姿勢がクセになっている場合には、表情筋の使い方や重力の影響でおでこにシワができやすくなってしまいます。
姿勢のクセを把握し、意識的に見直すことでシワを防ぐことにもつながるでしょう。
また、洗顔やクレンジングの際に強くこすってしまうと肌にダメージを与え、シワやたるみの原因になる場合があります。
普段から力を入れてこするクセがある場合には、力をゆるめて負担や刺激を軽減することも意識しましょう。
3.おでこのシワを改善するための治療法

おでこのシワができると、自力で改善することは難しいです。
そのため、おでこにシワが深く刻まれている場合やシワが気になり始めた場合には、美容皮膚科を受診して治療を受けるのがおすすめです。
当院では、おでこのシワを改善する治療法として、以下のものを行っています。
- ボトックス注射
- 水光注射
- エムフェイス
(1)ボトックス注射
ボトックス注射は、筋肉の緊張を緩和することでシワを浅くする治療法です。
おでこなどにできる表情ジワをはじめ、さまざまなシワやたるみに対して実施されます。
注射による治療ですが、痛みは少なく、施術も15~20分程度で終えることができます。
また、効果は2週間程度で定着し、個人差はあるものの、おおむね4~6か月程度にわたって効果が持続します。
当院では厚生労働省の承認を取得したアラガン社製のボトックスビスタを用いているため、安全性も高いです。
当院におけるボトックス注射を用いた治療の詳細は、こちらをご覧ください。
(2)水光注射
水光注射は、ヒアルロン酸などの成分を肌の真皮層に注入する治療法です。
ヒアルロン酸には水分を保持するはたらきがあり、肌の保湿や弾力・ハリを維持する効果が期待できます。
ボトックスを浅い層に打つのも表情を変えずに小皺をなくすのに効果があります。
またアルジェルリンというボトックスに似た働きをするアミノ酸も小皺をなくしエラスチンを増やすのに効果的です。
特に乾燥による小ジワをはじめ、肌のくすみや毛穴の引き締めなどに対しても行われます。
当院における施術時間は約15分程度であり、1か月に1回の頻度で合計3回行うことを推奨しています。
当院における水光注射の治療については、こちらで詳細をご覧いただけます。
(3)エムフェイス
エムフェイスは、顔の筋肉を収縮させて筋肉を修復するとともに、コラーゲンやエラスチンの生成を促してシワやたるみを改善する治療法です。
電気的刺激を加えることで治療を行うため、針を用いる必要がなく、体への負担を抑えることができます。
当院はエムフェイスを京都で初めて導入いたしました。
エムフェイスは、RF(高周波)とHIFES(ハイフェス)のW作用により、皮膚と筋肉の双方へ同時にアプローチできる点が大きな特長です。
また、主に顔の筋力の低下によるおでこのシワやたるみの治療に適しています。
施術には約20分の時間を要しますが、針を用いないためダウンタイムがなく、日常生活への影響も少ないです。
1クールは1〜2週間に1回の間隔で合計4回の治療を推奨しています。
4回終了後は、3ヶ月〜1年などの間隔でメンテナンスとして継続することで効果の維持が期待できます。
効果は即効性よりも長期的に積み上がる治療です。
4回の治療後から評価が始まり、半年程度かけてデータ(効果)がピークに向かう傾向があります。
また、ピーク時の状態から1年後でも約6割の効果を維持できるというデータもあります(BTL社調査)。
結果には個人差がありますので、治療計画については医師にご相談ください。
当院でのエムフェイス治療については、こちらをご覧ください。
4.おでこのシワに関するよくある質問

おでこのシワは年齢とともに目立ちやすくなります。
また、生活習慣などの影響で比較的若いうちからシワにお悩みの方も増えています。
当院では、以下のようなお悩みについての質問や相談が多いです。
- おでこのシワはいつから目立ち始めますか?
- おでこにシワができやすい人の特徴はなんですか?
おでこのシワやたるみにお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
(1)おでこのシワはいつから目立ち始めますか?
一般的に40代以降になるとコラーゲン生成が低下し、表情ジワが目立ちやすくなるとされています。
ただし、20代後半のころから徐々に肌の水分保持力が低下し、肌の乾燥や表情筋の緊張などが加わることで若いうちからシワやたるみが見られる場合もあります。
また、年齢を問わずスマホやパソコンなどを長時間使用することで、眼精疲労を引き起こす原因となり、目の開けにくさからおでこの筋肉を使うとシワを悪化させてしまいます。
そのため、なるべく早い段階でシワを予防するための対策を進めることが大切です。
(2)おでこにシワができやすい人の特徴はなんですか?
おでこのシワは年齢や肌の乾燥のほかにも、日常的な表情の動きによってできやすくなります。
例えば、目を見開くクセや眉を上下させるクセがある場合には、おでこの筋肉が収縮しやすく、シワが刻まれる原因にもなります。
また、紫外線は年間を通して降り注ぐため、紫外線対策をせずに日光を浴びる習慣がある場合にも、加齢とともにシワが目立ちやすくなるでしょう。
なお、目の開きが悪く感じている場合には、その背景に眼瞼下垂が潜んでいる可能性もあります。
特に目が重く感じる場合や視界が狭くなった場合には、眼瞼下垂の可能性も考えられるため、まずは専門の医療機関を受診することも検討しましょう。
まとめ
おでこのシワは、加齢や肌の乾燥、表情や姿勢のクセなどの要因で生じやすく、放置することで深くなってしまいます。
特におでこのシワは目立ちやすく、実年齢よりも年齢を重ねた印象を与えることがあるため、なるべく早い段階で保湿や紫外線対策などを心がけることでシワの予防につながります。
もっとも、一度シワができてしまうと自力でもとに戻すことは難しいです。
シワやたるみが気になる場合には、なるべく早期に美容皮膚科などを受診し、原因に応じた適切な治療を受けることがおすすめです。
この記事を監修した医師
山内 華子(やまうち はなこ)
御所南はなこクリニック 院長
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本アレルギー学会
- 日本美容外科学会 (JSAS)
- 日本小児皮膚科学会
- 日本美容外科学会 (JSAPS)
2002年獨協医科大学卒業後、ERや小児科内科などを1年間研修し京都府立医大皮膚科に入局。京都府立医科大学病院・大津市民病院・京都岡本記念病院などに勤務、専門医取得の後、結婚を機に渡米。スタンフォード大学皮膚科にて外来やオペ、医局カンファレンスに参加し、アメリカでの最新医療・美容診療を学ぶ。帰国後京都第二赤十字病院に勤務、第二子出産を機に非常勤医師となり、京都市立病院・京都第二赤十字病院・美容外科などで勤務。2016年5月、御所南はなこクリニックを開院。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。2児の母。


