「頬がたるんでしまう原因は?」
「頬のたるみを改善するためのポイントについて知りたい」
頬のたるみが気になる方の中には、このような疑問をお持ちの方もいると思います。
一般的には年齢を重ねるにつれて頬や顔周りの皮膚がたるんでしまう傾向にありますが、年齢だけが原因というわけではありません。
また、普段から対策を心がけたり、なるべく早期にケアを進めたりすることで、たるみの予防や改善につながる場合もあります。
本記事では、頬がたるんでしまう主な原因や改善するためのポイントについて解説します。
1.頬のたるみの主な原因

頬のたるみは、年齢を重ねることでエイジングサインとして目立ち始めます。
しかし、加齢のみが原因ではなく、以下のような要因が関わることで頬のたるみが生じやすいです。
- 顔の筋力の低下
- 支持靭帯の脆弱化
- 顔の皮下脂肪の増加
頬は顔の多くを占め、放置することで顔の印象にも大きな影響を与えます。
そのため、なるべく早期に改善へ向けた対策を行うことが重要です。
(1)顔の筋力の低下
顔の筋肉(表情筋)が衰えることで、頬のたるみが生じやすくなります。
加齢とともに全身の筋力が次第に低下する傾向がありますが、それは顔の筋力も同様です。
特に表情の偏りによって特定の筋肉しか使わない場合には、動かさない部分の筋力が低下しやすく、たるみを引き起こしやすくなります。
また、うつむく姿勢や猫背などの姿勢のクセがあると、顔全体のたるみの原因になる場合もあり、特にスマホやパソコンの長時間使用も影響を与えます。
さらに、顔の内部にある支持靭帯がゆるんでしまうと、重力の影響で頬の全体が下がりやすくなり、たるみが悪化しやすくなる点にも注意しましょう。
(2)支持靭帯の脆弱化
顔の皮膚や脂肪などの組織を支える「支持靭帯(リガメント)」が加齢によって弱くなることも、頬のたるみを引き起こす原因のひとつです。
支持靭帯は、皮膚や皮下組織を骨や深部の組織につなぎ、顔の輪郭や立体的な形を保つ重要な役割を担っています。
しかし、加齢とともに支持組織のコラーゲンなどが変化し、皮膚や脂肪を支える力が低下することで、頬の組織が下がりやすくなります。
特に頬の脂肪が下方へ移動すると、ほうれい線が目立ちやすくなったり、口元のもたつきやフェイスラインのゆるみにつながったりする場合があります。
また、支持靭帯だけでなく、皮膚の弾力低下や骨格の変化、脂肪の位置や量の変化なども複合的に関係するため、頬のたるみはさまざまな要因によって進行していきます。
(3)顔の皮下脂肪の増加
顔の皮下脂肪の量や位置によっても頬のたるみが見られることがあります。
特に不規則な食習慣や体重の変化などは顔の皮下脂肪のつき方にも影響を及ぼす可能性があります。
皮下脂肪の量が増加すると、重力に引っ張られて下の方向に移動しやすくなり、頬がたるんだりフェイスラインが曖昧になったりすることがあります。
また、顔の皮下脂肪が増えると、顔全体のバランスが崩れやすく、実年齢よりも年齢を重ねた印象を与える可能性がある点にも注意しましょう。
2.頬のたるみを改善するためのポイント

頬のたるみは上記のような要因が関わることで生じやすいです。
そのため、頬のたるみを改善するためには、以下の点を意識しましょう。
- 保湿ケアなどで紫外線対策を徹底する
- 生活習慣を見直す
- 美容皮膚科などを早期に受診する
なお、頬のたるみを放置すると、セルフケアだけでは改善しないことがほとんどです。
セルフケアによる改善効果が得られない場合には早期に美容皮膚科などの専門の医療機関を受診しましょう。
(1)保湿ケアなどで紫外線対策を徹底する
頬のたるみは、コラーゲンやエラスチンの減少に原因がある場合もあります。
そこに乾燥などの刺激が加わると、さらに弾力が失われて頬のたるみが悪化するリスクがあります。
そのため、肌の保湿を心がけるとともに、コラーゲンなどの減少を抑えるために紫外線対策を講じるようにしましょう。
日々の保湿ケアには、ヒアルロン酸やセラミドなどを含む保湿液を使用するのがおすすめです。
また、外出の頻度が高い場合や外出の時間が長い場合には、日光にさらされやすく、紫外線による影響も大きいといえます。
外出の前に日焼け止めを十分に塗り、紫外線から肌を守ることも欠かせません。
(2)生活習慣を見直す
生活習慣の乱れが頬のたるみに影響を与えることもあるため、普段の生活を見直すこともたるみの予防や改善に効果的です。
例えば、睡眠不足や持続的なストレスが重なると、ホルモンバランスが崩れてしまい、肌のターンオーバーが乱れることがあります。
そうすると、肌荒れやたるみの原因にもなるため、十分な睡眠時間を確保することを心がけたり、リラクゼーションを意識した生活を送ったりする工夫をしましょう。
また、食事の栄養バランスが乱れることで皮下脂肪が増加し、たるみを引き起こす場合もあります。
そのような場合には、栄養バランスを整え、脂肪の増加を防ぐことが大切です。
特に肌の弾力やハリを支えるコラーゲンなどの生成を助けるビタミンやミネラルなどを意識的に摂取することで、たるみの改善効果が期待できる場合があります。
特に赤ピーマンやほうれん草などの緑黄色野菜、キウイフルーツやオレンジなどの果物にビタミンCなどが豊富に含まれているため、食事に取り入れることも意識しましょう。
(3)美容皮膚科などを早期に受診する
セルフケアで改善効果が見られない場合には、なるべく早期に美容皮膚科などを受診して治療を受けるのがおすすめです。
頬のたるみは放置するとセルフケアで改善させることは難しくなります。
また、自己判断で誤ったケアを続けると、効果が期待できないだけでなく、さらに悪化してしまうリスクもあります。
早期に美容皮膚科などの専門の医療機関を受診することで、頬のたるみの原因に応じた効果的な治療を受けることができます。
セルフケアでは効果を実感できない方はもちろん、頬のたるみが気になり始めた方も、早期に美容皮膚科を受診することがおすすめです。
当院におけるたるみの治療内容については、こちらもご覧ください。
3.頬のたるみについてよくある質問

頬のたるみは目立ちやすく、年齢以外にもさまざまな要因によって引き起こされることがあります。
そのため、頬のたるみにお悩みの方にもさまざまな背景があり、当院には以下のような質問やお悩みが寄せられることが多いです。
- 頬のたるみを放置するとどうなりますか?
- 頬がたるみやすい人の特徴はありますか?
- 頬のたるみの治療法にはどんなものがありますか?
(1)頬のたるみを放置するとどうなりますか?
頬のたるみは、放置することで自然に治すのが難しくなります。
特にほうれい線やマリオネットラインが深く刻まれやすくなり、シワの原因にもなりやすいです。
ほうれい線は頬と口元の間にできる溝であり、シワが刻まれることで年齢を感じさせる印象を与えます。
また、マリオネットラインは口角から顎にかけてできるくぼみで、この部分にシワができると口元のたるみや表情が沈んで見える原因にもなりやすいです。
さらに、たるみやシワによって肌の表面に凹凸ができると、メイクの仕上がりにも悪影響を及ぼす可能性があります。
長期間にわたって放置することでたるみやシワが定着しやすくなるため、たるみが気になり始めたらなるべく早期に美容皮膚科などを受診しましょう。
(2)頬がたるみやすい人の特徴はありますか?
頬のたるみは、加齢以外にも複数の要因が関わることで生じやすいです。
例えば、紫外線を受け続ける環境にいる場合、肌のコラーゲンやエラスチンなどが減少し、たるみを引き起こす原因になります。
外出の回数が多い場合や外出時間が長い場合には、適度な紫外線対策などが欠かせません。
また、肌の健康を害するような生活習慣にも注意が必要です。
持続的なストレスを受けている場合や睡眠不足の状態が続いている場合には、ホルモンバランスの乱れによってコラーゲンなどの修復が滞り、たるみの原因となることがあります。
年齢だけでなく、生活習慣の積み重ねが頬のたるみを引き起こしたり悪化させたりする場合があるため、普段から生活習慣を見直すことも意識しましょう。
(3)頬のたるみの治療法にはどんなものがありますか?
たるみの原因や程度などにあわせて治療法が選択されます。
例えば、コラーゲンなどの線維組織の減少によってたるみが生じている場合には、皮膚のたるみを引き上げるスレッドリフト(糸リフト)が実施されることがあります。
また、筋肉の緊張によってたるみが引き起こされている場合には、筋肉をゆるめるためにボトックス注射が行われることもあります。
なお、当院では、頬のたるみなどについては、以下のような治療法を導入しています。
- ハイフ(高密度焦点式超音波)治療
- デンシティ(高出力RF)
- エムフェイス
ハイフ治療は、高密度の超音波を皮膚の内部に照射することで、コラーゲンの収縮・生成を促し、肌のリフトアップ効果が期待できる施術です。
これによって、たるみの原因となっている部分を根本から引き締めることが期待できます。
当院におけるハイフ治療の詳細については、こちらをご覧ください。
また、デンシティ(高出力RF)は高周波を皮膚の深部に照射し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌のリフトアップを目指す施術です。
デンシティによる治療では、即時効果がある「バイポーラRF」と持続性のある「モノポーラRF」の2種類の高周波を同時に照射でき、個人差はありますが、おおむね4~6か月程度の効果持続が期待できます。
デンシティ治療については、こちらもご参照ください。
エムフェイスは、電気的刺激によって顔を上に持ち上げる筋肉(挙上筋)を収縮させて筋肉のボリュームやハリを改善させる効果が期待できます。
スレッドリフト(糸リフト)やボトックス注射などの治療法では針を用いることが前提となっていますが、エムフェイスは針を用いないため、体への負担も少ないです。
そのため、ボトックス注射などとは異なり、ダウンタイムもなく日常生活への影響も最小限に抑えることができる点も特徴です。
また、当院は京都で初めてエムフェイスを導入した医療機関ですので、治療を希望される方や疑問点などがある方はぜひ当院へご相談ください。
エムフェイスの詳細については、こちらもあわせてご覧ください。
まとめ
頬のたるみは、年齢だけでなく、顔の筋力の低下やコラーゲン量の減少など、さまざまな要因が関わることで生じやすくなります。
コラーゲンやエラスチンなどの皮下組織については、適度な保湿や紫外線対策を心がけることで、肌の健康を保ち、たるみを改善させる効果が期待できる場合もあります。
しかし、セルフケアで頬のたるみを完全に治すことは難しく、たるみを放置すればするほど悪化するリスクも増大します。
そのため、なるべく早期に美容皮膚科などの専門の医療機関を受診し、たるみの原因に応じた治療を受けるようにしましょう。
当院では、京都の医療機関で初めて導入した「エムフェイス」をはじめ、さまざまな治療をご提案いたします。
頬のたるみがなかなか改善しない方やたるみが気になり始めた方は、ぜひ当院にご相談ください。
この記事を監修した医師
木谷 美湖野(きたに みこの)
御所南はなこクリニック 医師
- 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 弾性ストッキングコンダクター
2014年長崎大学医学部卒業。神戸労災病院での初期研修を経て、2016年に神戸大学皮膚科へ入局。神戸大学医学部附属病院、三田市民病院、西宮市立中央病院にて皮膚科医としての研鑽を積む。
私生活では2児の母であり、親しみやすい診療を心がけている。


