今回は「皮膚科専門医」についてご紹介します😊
みなさん、「専門医」という言葉をよく耳にすると思いますが、実際にはどうやって取得するのか、いつ取得できるのかご存じですか?
医師になるには、まず6年間の医学部を経て、医師国家試験に合格し、医師免許を取得します。
そして、初期研修医として、医師としての第一歩を踏み出します👨⚕️👩⚕️
初期研修は2年間で、大学病院や市中病院などの比較的大きな施設で内科、外科、救急などの科をローテーションしながら、たくさんの患者さんを担当し、上級医の先生たちから指導を受けます。
週1回は当直して、手技を学んで、勉強して、飲みに行って、毎日忙しくて慌ただしい日々ですが、それでも振り返ると非常に濃密で充実していた2年間でした💪
この時点で現役でも26歳、浪人をして医学部に入ることも多いので、もうすでに皆20代後半です。
一般的にはそろそろ結婚や出産も考える時期ですが、仕事ではまだまだ半人前以下ですから、キャリアと人生設計とをしっかり考えていく時期ですね。
皮膚科を専門にしたい場合、初期研修を終えた3年目には大学病院の皮膚科に入局して、ようやく「皮膚科医」としてのキャリアが始まります。
若手のうちは数年ごとにいろんな病院に異動します。地方の病院や機関病院で、がん治療や大がかりな手術が必要な症例などを経験します。
さまざまな経験を積み重ねながら皮膚科医として少しずつ成長していく大切な時期です🌱
さて、皮膚科専門医の話に戻りますが、皮膚科専門医の資格を取得するには、最低でも5年間指定された大きめの基幹病院で、フルタイムで勤務し、学会発表を8回以上、自分が筆頭の論文を3本以上執筆する必要があります📚 聞いていると、ちょっと大変そう…と思いませんか?
この受験資格を得るための道のりは想像以上に大変です💦💦
特に20代後半から30代にかけては、転勤や結婚、出産、復帰など、さまざまなライフイベントが重なる時期でもあります。
例えば、産後のバタバタの中で査読から返ってきた論文の修正を必死で行ったり、せっかく書いた論文がリジェクト(戻されて要修正)されて泣きそうになったりしたこともあります😭 また、専門医を取るために、子どもと過ごす時間を犠牲にしてフルタイムで復帰しなければならないことに葛藤もありました…。
それでも、なんとか受験資格を得て、いよいよ専門医試験に向けて勉強を始めますが…さらに壁にぶち当たります💦試験問題が難しすぎて、全っっっ然解けない😭 😢
仕事、育児、家事の合間に勉強時間を確保するのも一苦労で、日常診療では出会わないような疾患や新しいトピックを頭に入れるのが本当に大変でした😓
でも、試験のコツは「みんなと足並みをそろえること」!!!
先輩医師たちに勉強方法や勉強量を聞きながら、家族の協力を得て、何とか試験を乗り越えることができました✨
試験当日はあまりの難しさとプレッシャーで記憶が曖昧ですが、新幹線の中で普段は飲まないビールを飲んで、ふわふわした気持ちで帰ってきたのは今でも忘れられません🍻
このような苦労の末に取得した専門医資格ですが、
昔お世話になった教授から言われた「専門医とはただの通過点であり、スタートラインに立った気持ちでさらに気を引き締めるための資格」という言葉を思い出します。
30代半ばでようやくスタートラインに立てるのです😢✨️
専門医の有無で今後の皮膚科医としてのキャリアが大きく変わるわけではないかもしれません。
でも専門医試験を経験したことで今まで曖昧だった知識が整理され、皮膚科の世界が広がりました。
より深く専門的な知識を、自信をもって患者さんに還元できるようになった気がします😊
今年度の皮膚科専門医試験ももうすぐですね!
試験を受けられる先生方、たくさんの壁を乗り越えて、無事に合格されることを心より願っています🌟✨
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クリニック情報
📍御所南はなこクリニック
🚃地下鉄丸太町駅から徒歩3分(こどもみらい館前)
【診療時間】9:30-17:00●土曜日は9:30-12:30
【休診日】水・日・祝・土曜午後
【美容皮膚科】完全予約制(WEB予約)
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